スローモーション男

極道の妻たちのスローモーション男のレビュー・感想・評価

極道の妻たち(1986年製作の映画)
2.9
 人気シリーズの第一作目。

まったくハマらなかった。
 オープニングの極道の妻たちが和気あいあいとしているのが良くて、ヤクザの妻たちの様子を垣間見る話かと思いきや、半分はいつも通りの男のヤクザ映画を観させられた。しかも話はめちゃくちゃおもんない。

 岩下志麻、かたせ梨乃、世良公則、成田三樹夫など俳優たちは良いですが、まったくストーリーがダメ。よく抗争の様子が分かんないし、キャラクターの動機も意味不明。
特にかたせ梨乃演じる女が世良公則のヤクザにレイプされて次のシーンでメロメロになってるあたりとかめちゃくちゃ。
まぁヤクザ映画によくある展開ですね。

 途中から話がどうでもよくなりボーっと観てました。それで最後に岩下志麻とかたせ梨乃の姉妹喧嘩始まって。
ジョン・カーペンターの『ゼイリブ』並みにめちゃくちゃ長い喧嘩でしたねwでも『ゼイリブ』の喧嘩シーンは面白くて笑えるのですが、これはまったく面白くない。

良かったのは成田三樹夫の家にトラック突っ込んできて「地震か!!!」ってなるシーン。
あとは、かたせ梨乃のおっぱい!
世良公則、クズ男すぎるのにあんな羨ましい死にかた仕上がって💢

ラストの佐藤慶帰ってくるのも、唐突に終わってなにこれ???でした。