人生の最期から始まり時系列を遡っていく、イ・チャンドン版メメント
いや、1999年公開なので、正しくはメメントよりもこちらのほうが先か
当時としてはこの時系列逆流の斬新さは画期的だったに違いない
素晴らしい
ただ、ストーリーとしては、主人公の自業自得としか…
冒頭(最後)の自暴自棄もただのひとりよがり
身に起こる不幸を常に他人のせいにして生きていたら、そりゃ最後にはなにも残らないよね
ラストの涙はいろんな解釈があると思いますが、観客と共に主人公の魂もまた時を遡っていたのかなと解釈しました
もしかするとデジャヴというのは、魂の回帰なのかもしれない
