MarkAKG

ペパーミント・キャンディーのMarkAKGのレビュー・感想・評価

3.9
昔、蛭子能収さんが面白いと言ってた記憶だけの情報で観た。
蛭子さん好きそうな話だ。
とんでもない人がとんでもない行動を起こしまくるスタイルは韓国映画では近年の事と思いきや本作20年前からやってたとは。
しかもNHKと共同制作って…全然NHKっぽくない!
マジにどーにもこーにもならない人がスーツ着て昔の北野武映画ばりにセドリック風の黒セダンに乗り茶色の油取り紙みたいのに包まれた拳銃を手に入れる所はググッときた。
がしかし‼︎ 一文無しの男が最期に買う拳銃…ベレッタじゃないだろ‼︎
トカレフか、せめてガバメントだろ‼︎
ま、さておき、バットルーテナントを彷彿とさせるダメ主人公の、
なぜそうなったか、がどんどん
時代を遡っていくくだり…
これ90年代の韓国が日本の昭和っぽかったのか知らないけど、
色、風景、人、がマジ昭和。
昭和より昭和。
そして、
今も昔もソルギョングのイルスキルな名演技には100点。

マイナス要素は、
・なんか不毛な長いシーン。
・主人公が何考えてるかわからなくてすぐ怒り狂うのは1時間で疲れる。
・あと拳銃がトカレフ、ガバメントでない事。

ガバメントで思い出した。
映画や文化や食、と
ガバメント(政府)の思想は別にしましょう。
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