雨と月

腑抜けども、悲しみの愛を見せろの雨と月のネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

女優志望の勘違い女を主人公に、彼女を題材にしたホラー漫画を描いて恨まれている妹や兄夫婦など、4人の人物が主に登場するブラックコメディ。

佐藤江梨子の勘違い女ぷりがはまりすぎ!
気持ちのいい演技で今まであんま好きじゃなかったけどちょっと好きになったw

最後の妹の復讐っぷりは最高。
姉が手に入れたかったものを地味な妹が手に入れちゃったもんだから、姉としては相当なショックだったでしょう。
でもなんだかんだ結局姉から逃れられない妹…
血のつながりって厄介。
何をされても、なかなか切り離せない。

頭イッてる人間ばかり出てくるんだけど、唯一まともな人間である永作博美演じる和合待子がある意味一番怖かった…
あの環境であれだけまっすぐ生きられるのはすごい。
この映画に出てくる人間の中できっと一番強い人間だろう。

ブラックコメディが好きな人ならば見る価値あり。
雨と月

雨と月