三上新吾

腑抜けども、悲しみの愛を見せろの三上新吾のネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます

田舎の緑と青の世界に赤い服、赤い手紙というビジュアルカラーが毒々しく映えていた。
手紙のくずに囲まれるシーンがこの映画を象徴する突き出しの強い場面だった。
「桐島〜」の前身とも言える、鬱々と自分の好きなことを日陰でしこしこやり続けていた者の勝利、というテーマ。最後は俗物の姉も妹に追従する形で救われる予感がして終わるのも似ている。
マチ子さんのキャラクターはどのような過程で生まれたのだろう…いわゆる狂言回し?
なぜ人形はバス停に置いてけぼりなのだろう…不思議だ。
三上新吾

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