おすすめ度★★★★☆
(苦手なジャンルじゃなければ絶対観るべき)
ディストピア映画の代名詞的作品。
刑事が、富豪の殺人事件をきっかけに
配給食糧に隠された陰謀を追う。
オチが有名な作品ですね。
いつかは観たいと思っていた作品が
U-NEXTに配信されている事に気づき視聴。
もちろんオチを知っているので、
そこに至るまでの過程を楽しみながら
視聴しましたが、世界観の作り込みが凄い。
人口4000万人を超えた2022年のニューヨーク。
（現実世界では800万人くらいだそう）
「酷熱の温室効果」により、植物が育たなくなり
人口爆発もあわせた影響で食料不足な世界。
老人の一部は「本」という職業に就き、
情報を記憶し、提供することで生きている。
若くて美しい女性は「家具」という職業に就き、
高級住宅の備品として家主に仕える。
（性的な意味も含む）
失業率は50％を超え、大半の貧困層は
配給の食糧に生命を繋ぐしかない状況。
公開されたのは1973年、50年後の近未来として
こんな暗い世界が描かれていたんですね。
「酷熱の温室効果」という言葉は現実とほぼ同じ、
こんな絶望的な世界にならないことを祈ります。
累計視聴回数：1回
