さぁ、久しぶりに。今日から短期で企画。
《インド界隈の映画》、Vol.1。
すっかり観過ごしてしまってたこれから、『ロボット』。
“ワケわからんが面白い”。この映画のキャッチ。
実際そこまでワケわからんことはないけど、とはいえ、突き抜けてることは間違いなく、そう言う意味でも驚き笑えて楽しめる。
イメージ通りの歌と踊りも健在。
ロボットだけあってキレが良い。
このヒロイン、サナ。アイシュワリヤーラーイって言うのか。めちゃくちゃ美人。
さすがインドとしか言いようがないミステリアスさと力強さと優しさを兼ね揃えた優雅な美しさ。
インドって本当にこう言う人がたくさんいるのだろうか。
“チッティ”という名前をつけられたロボット。
優れた神経回路とAI技術で心身共に卓越したロボット。
前半は彼の成長をコミカルに、そして人類のことを学びながら感情が芽生えたり、まさかの彼の生みの親の科学者のフィアンセに思いを寄せ始めて恋心に戸惑ったり。
これがまた割とロボットあるあるを巧みに活かし、細かいところは絶妙に迫力で誤魔化したり、上手く描きながら順風満帆。
“蚊”とのやりとりとか、もうなんなの。そんな機能もあるのか、、、噴き出した。
そんなこんなでスゴいヤツなのにどこかぼんやりほのぼのしながらこのまま話がどこをどう進むのかと思いきや。
後半はその恋の争いで海のあやと喧嘩別れし、ボロボロに捨てられたところを、ハイテクロボの開発に先を越されて妬む生みの親の恩師の科学者に拾われて“破壊的に”再生させられる。
ここからがこの映画の、この映画らしい、いわゆる、“ワケわからん”の言われる所以。
この後半の急な激しい突き抜け加減。
SFアクション感がガッツリ一気にやってくる。
この振れ幅がすごい。これもまたスゴすぎて笑う。
バスとバスの間を車の上に乗りながらバーン!からの、数えきれないマシンガンが体の周りにザザザザ並んでバババババ!、、、フッ!、、、ブーン、、、みたいな、この映画を象徴するあの有名なシーン。
と、ロボット量産、からの、例の“ロボットのボール”からの一連のやつ、これは色んな意味でぶったまげる。これを観るだけでも損はない。
誰がこんなシーンや動きや描写を考えたのかとか、よくそれを実際に実写化できたなとか、「首回せー」とか、とにかく何が何だと笑いながら驚きながら、ただただ勢いに畳み掛けられる。
これは確かにすごい映画だと覚悟してても、その上をいかれる。
そして、この突き抜けに突き抜けた挙句の最後の展開で急に何かホロッとさせにくるのも何か、、、笑う。
「怖い思いをさせたね」では全然済まないだろ。
途中で出てきたイケメンチンピラの3本ラインのヒゲ、めちゃオシャレ。
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