MikioTakaoka

麦秋のMikioTakaokaのレビュー・感想・評価

麦秋(1951年製作の映画)
5.0
「麦秋」

発泡酒の銘柄のような題名だが内容はじっくり愛でながら味わえるプレミアム・クラフト・ビールだった。日常風景を宝物に変える小津安二郎監督のマジック、オヅの魔法使いだ。

67年前の映画、登場人物は皆なにかを抱えて生きているが、どこかに余裕、ゆとりがある。当時と今とでは人間が違っているのだろう。

原節子、気品と野性味が同居する女優。
MikioTakaoka

MikioTakaoka