残念ながらDVDは日本で出ておらず、知人からVHSをお借りして鑑賞した。噂には聞いていたが、未見だったシャブロル監督によるフランス版、スパイ映画🕵️♂️。
007ジェームス・ボンドばりにアクション、ロマンス、サスペンスありで本家ほどの緊張感はないが、十分に楽しませてくれる。
元国家保安局最高のエージェント=秘密諜報組織員で“虎”の異名をもつルイ・ラピエール (ロジェ・アナン) を主役にMI6もどきの諜報機関、Qに似たキャラクターも登場する。
何より、「史上最高のボンド・ガール」で名高い「ロシアより愛をこめて」のヒロイン、ダニエラ・ビアンキ本人が"虎"のロマンスの相手役で共演、007へのオマージュシーンもたくさんあり、ファンにはたまらない演出が盛りだくさん。"虎"シリーズの続編『スーパー・タイガー 黄金作戦』(1965) もあるそう。
:
東西冷戦下、フランスとトルコの間で戦闘機ミラージュ売り渡し等を始めとする通商協定が締結しようとする。これを阻止しようと二組の敵のスパイ組織がトルコ大臣暗殺を狙い、大臣の娘(ダニエラ・ビアンキ)を誘拐する。この救出に"虎"ら諜報機関が事態解決に奔走する。
