シネフィルmonkさんの映画レビュー・感想・評価

シネフィルmonk

シネフィルmonk

トリュフォー、ゴダールのヌーベルバーグからフィルム・ノワール、ヒッチコック作品、フレッド・アステアなどミュージカル、ミッシェル・ルグラン、フランシス・レイ、エンニオ・モリコーネなどの映画音楽、1950〜1970年代の映画、SF、007シリーズなどが好みです。フィルマークスは最近始めたばかりです。

映画(423)
ドラマ(1)

暗黒街の顔役(1932年製作の映画)

4.2

暗黒街でのしあがっていく男の野望と挫折を迫力たっぷりに描いたギャング映画の代表作。購入したDVDの解説には、淀川長治さんが「アル・カポネをモデルにした怖い怖いギャング映画の随一。この映画をもとにコッポ>>続きを読む

女は夜の匂い(1962年製作の映画)

3.0

ミレーヌ・ドモンジョ、マリー・ラフォレら当時の人気女優競演のラブミステリー。とにかくモテまくる男レミ(ジャック・シャリエ)。

しかし、心から愛することはなく、このことから嫉妬をかい殺人事件の濡れ衣を
>>続きを読む

狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.8

1972年8月にNYブルックリンの銀行強盗事件の実話をもとに映画化。原題の「Dog Day」はうだるような暑い盛りを指すらしい。『ゴッドファーザー』(1972)で弟兄だったアル・パチーノ、ジョン・カザ>>続きを読む

ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

3.8

ゴールデン・グローブ賞で外国語映画賞と監督賞のダブル受賞、ヴェネツィア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を受賞し、アカデミー賞作品賞等でも有力視されているメキシコ出身のキュアロン監督の半自伝らしい。日本では>>続きを読む

夜の人々(1948年製作の映画)

3.7

ニコラス・レイの初監督作にして、ノワールの代表的な作品をポスト📮します。実在の銀行強盗コンビ、ボニーとクライドをモデルに考案されたそうで、その後ロバート・アルトマンがカップルの名を冠した「ボウイ&キー>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

大人にも評判が良いのでなんとなくツタヤでレンタルし、アニメを久々に鑑賞しました。こんなに良いとは思わなかった…🥺。

いまでも美しい死者の国のアニメ映像と意外性のあるストーリー、主題歌が残響のように耳
>>続きを読む

Tメン(1947年製作の映画)

4.1

再び大阪・西九条のシネ・ヌーヴォの「フィルム・ノワールの世界 vol.3」二本立て鑑賞へ。

Tメンというと最初、何の仕事をするのかわからなかったが、正確には財務省の特別税務調査官(Treasury
>>続きを読む

肉屋(1969年製作の映画)

3.7

この当時、夫婦であったシャブロルとオードラン監督、主演のサスペンス。タイトル名が肉屋とあるように、これが映画のキーワードとなる。フランス南西部の片田舎の小学校の若き女性校長を務めるエレーヌは、同僚教師>>続きを読む

ナイアガラ(1953年製作の映画)

2.9

景勝地のナイアガラの滝(昔は瀑布の語がよく使われていました)を舞台に起こるサスペンス。愛人と共謀して夫の殺害を計画するファム・ファタールにマリリン・モンロー、妻に翻弄される夫役にジョゼフ・コットン。>>続きを読む

殺られる(1959年製作の映画)

3.8

映友の方よりお借りしたDVDより。舞台はマルセイユ。処女売春で財をなす暗黒街のギャングと恋人を救おうと館に潜入し、漆黒の闇で闘うフレンチフィルム・ノワール。

冒頭からアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・
>>続きを読む

面の皮をはげ(1947年製作の映画)

2.8

表は汽船業を営む実業家、裏では暗黒街を仕切るボスの2つの顔を持つリュサックをフランス映画の名優ジャン・ギャバンが演じる。かつては「鏡」の異名を持ち地下組織で働いたが、ある秘密の過去を背負う。

警察と
>>続きを読む

或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.5

アカデミー賞の主要5部門(作品・監督・主演男優・主演女優・脚色賞)を独占する快挙を果たした古典的恋愛コメディの傑作。常識外れで風変わりな男女が喧嘩をしながら恋に落ちるといういわゆるスクリューボール・コ>>続きを読む

死刑執行人もまた死す(1943年製作の映画)

4.0

大阪の単館シネマ系のシネ・ヌーヴォで年末から嬉しい「フィルム・ノワールの世界」第3弾が始まっており、つい最近今年の映画館初鑑賞。自宅にDVDで持ってますが、映画館で改めて鑑賞するのは臨場感もあって格別>>続きを読む

百萬圓貰ったら(1932年製作の映画)

3.6

エルンスト・ルビッチ始め7人の監督によるオムニバス形式の映画。子供のいない大富豪から思いがけず百万ドルを手にした8人の男女の悲喜交々を描く。

グリデン(リチャード・ベネット)は多くの会社を経営する大
>>続きを読む

バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

3.8

映画評論家の町山智浩氏が自著の『トラウマ映画館』で最初にセレクトした推薦作品。幼い娘が異国で行方不明。そもそも初めから実在しなかったのでは?…アルフレッド・ヒッチコックばりのミステリー、サスペンスに終>>続きを読む

人生はシネマティック!(2016年製作の映画)

3.8

イギリス国内で戦意高揚のためのプロパカンダ映画を製作する話ですが、この映画を鑑賞した人は恐らくほぼ同じ感想を持たれたのでは…。

なんと言ってもわがまま俳優を地で演じたようなビル・ナイの存在感が彩りを
>>続きを読む

天井桟敷の人々 第一部:犯罪大通り 第二部:白い男(1945年製作の映画)

5.0

「ナチス占領下のフランスで、映画人が情熱を注ぎ込んで製作した歴史的名作」(キネマ旬報社)

どの映画雑誌でも歴代名作ランキング上位を占め、フランス映画史に残る傑作と評されるこの作品。ナチス・ドイツ占領
>>続きを読む

友情(1974年製作の映画)

3.8

変にベタベタしないが何事があっても変わらない大人の友情を描いた作品。工場を営むヴァンサン(イブ・モンタン)、医者のフランソワ(ミシェル・ピッコリ)、作家のポール(セルジュ・レジアニ)の三人は古くからの>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.5

要は刑務所脱獄の話なのに何度みてもラストシーンは爽快な気分に浸れるそんな素敵な映画ですね。今年も昨晩観たけれど、これから先も何度でも忘れた頃に鑑賞したくなる珠玉の名作。原作はスティーブン・キングの『刑>>続きを読む

カサブランカ(1942年製作の映画)

4.0

第二次世界大戦最中の'40年ドイツの欧州戦線が拡大の中、仏領モロッコのカサブランカは自由を求めて渡米しようとする人々で溢れていた。地元でナイトクラブ「カフェ・アメリカン」を経営するアメリカ人リックのも>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.7

原作はフィリップ・ヴァン・ドーレン・スターンの『The Greatest Gift』。アメリカ映画史に残る不朽の名作にして、Xmasの定番ですが、忘れた頃に観ると感動も新たです。今夜は夫婦で鑑賞です🍷>>続きを読む

ホワイト・クリスマス(1954年製作の映画)

3.7

ビング・クロスビーとフレッド・アステアが共演した『スイング・ホテル』(1942)でクロスビーが唄ったスタンダード・ナンバーを題名にしたパラマウント自慢のヴィスタヴィジョン第一作。

ストーリーは戦友の
>>続きを読む

ユー・ガット・メール(1998年製作の映画)

3.4

ニューヨークで児童向けの小さな本屋「街角の店」(The Shop Around the Corner)のすぐ目と鼻の先にディスカウントとコーヒーを売り物にした大型書店がオープンする。二人はライバル同士>>続きを読む

桃色の店/街角 桃色の店(1940年製作の映画)

4.5

ハンガリー・ブダペストにある雑貨店マトチェック商会の営業主任クラリックと新人のクララは仕事上でなにかといがみ合う犬猿の仲。しかし、二人は互いに知らずに秘かに文通し心が通じ合う相手同士だった。不景気の最>>続きを読む

お熱いのがお好き(1959年製作の映画)

4.5

禁酒法時代真っ只中のシカゴ。楽団員のサックス奏者ジョーとベース奏者ジェリーは仕事にあぶれ、運の悪いことが重なりギャングの虐殺現場に居合わせ、逃げ出すためにフロリダに向かう女性の楽団に女装して列車に乗り>>続きを読む

ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

3.4

クリスマス前のロンドンを舞台に、19人の登場人物のそれぞれの愛の形を描いたハートウォーミング・ラブストーリー。

英国出身のスターが集結し、独身の英国首相、落ちぶれたロック歌手、妻を亡くして落ち込んで
>>続きを読む

ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.4

オープニングで誰もいない明け方のティファニーのショーウィンドウを見てデニッシュを口にくわえるお洒落なオードリー・ヘップバーンの映像。それにヘンリー・マンシーニの極上の音楽♬。もう、これだけで良い気分に>>続きを読む

世界中がアイ・ラヴ・ユー(1996年製作の映画)

4.3

早口で喋りまくり、自ら主演して毎年作品を製作するぐらい多作な映画監督。それに最近では女性問題で騒がせたり、様々な顔を見せ、話題となるウディ・アレンの監督、脚本、主演による全編コメディ・ミュージカル。美>>続きを読む

ダイ・ハード(1988年製作の映画)

4.3

これぞ痛快娯楽作。別居中の妻ホリーに会うためロサンゼルスにやって来たニューヨーク市警察のジョン・マクレーン刑事。武装テロリストに占拠された日本企業のハイテク高層ビルに偶然、その場所に居合わせ、巻き込ま>>続きを読む

セリーヌとジュリーは舟でゆく(1974年製作の映画)

3.2

冒頭の若い女性2人の終わりなき追いかけっこから始まる意表を突くオープニング。ジュリエット・ベルトとドミニク・ラブリエが、魔法のキャンディの力で架空(過去?)のドラマの世界に入り込み、そこで殺される女の>>続きを読む

鬼火(1963年製作の映画)

3.4

『死刑台のエレベーター』等でヌーヴェル・ヴァーグの監督に位置付けられるが、『カイエ・デュ・シネマ』誌とは関わりを持っておらず、右岸派でも左岸派でもなく、ヌーヴェル・ヴァーグ運動には参加していない独立の>>続きを読む

悪徳の栄え(1962年製作の映画)

3.4

作家マルキ・ド・サドの『ジュスティーヌまたは美徳の不幸』及び『ジュリエット物語または悪徳の栄え』の原作をロジェ・ヴァディムがナチス・ドイツ統治下に舞台を置き換え映画化。

第二次世界大戦末期、フランス
>>続きを読む

唇によだれ(1959年製作の映画)

3.1

ヌーヴェル・ヴァーグの母胎となった『カイエ・デュ・シネマ』の編集長J・D=ヴァルクローズのデビュー作。南仏の初夏、広大な古屋敷(城)に遺産相続会議に集まった従兄弟、執事、メイドの6人の浮世離れしたアン>>続きを読む

百一夜(1994年製作の映画)

3.0

ヌーヴェル・ヴァーグの映像作家の中で紅一点異彩を放ち、いまも現役で活動中のアニエス・ヴァルダがシネマ誕生100年を記念して製作。ご主人のジャック・ドゥミと同じくヌーヴェル・ヴァーグ左岸派に位置付けられ>>続きを読む

シェルブールの雨傘(1963年製作の映画)

4.7

ヌーヴェル・ヴァーグ左岸派とされるジャック・ドゥミ監督作。のちに『ロシュフォールの恋人たち』でもコンビを組んだドゥミに、ミシェル・ルグランが音楽を担当し、ご存知の通り、セリフも全部ミュージカル♬という>>続きを読む

ヒロシマモナムール/二十四時間の情事(1959年製作の映画)

3.0

流暢にフランス語を話す日本人男性とフランスから広島に映画の撮影にやってきた女性の一日限りのラブストーリー。

女性は独軍の占領下にあったフランスの田舎で、敵兵のドイツ人と密通して断罪された過去を持つ女
>>続きを読む

>|