サバタ三部作の2作目。
前作『西部悪人伝 (1970)』でサバタを演じたリー・ヴァン・クリーフに代わり、本作でサバタを演じるのは、ユル・ブリンナー。
前作のリー・ヴァン・クリーフの印象が強かったので少し残念ではあったが、本作のユル・ブリンナーはマンガみたいな格好をしている上にスキンヘッドの見た目から、荒唐無稽なサバタの世界にマッチしており非常にgood。
前作の見どころと言えば、個性的過ぎるキャラクター達であったが、本作でも勿論健在。一番のお気に入りキャラクターは”ギターノ”。彼の”死のフラメンコ”には参った!(笑) 一体何処からこんな発想を思い付くのだろうか(笑) 最高過ぎて言葉が出てこない!
また、サバタが使用する銃”ハーモニカガン”も印象的。その名の通り弾倉がハーモニカのようになっており、実在する銃らしい。アホっぽい見た目が最高だ。
ストーリーに関しては前作よりも製作費が上がったのか爆破シーンなんかは迫力があり、見ごたえがある。オチもかなり好み。
前作にも負けない傑作だ。
尚、邦題が覚えにくいので、勝手ながら原題沿って『さらば愛しきサバタ』と呼ばせて頂きたい。