自閉症の息子を一人で育ててきた男。47歳で末期がんとなった彼は心中に失敗し、自分亡き後の息子が生きていけるように奔走する。
映像と音楽の素晴らしさに目が奪われる。音楽は日本の宝、久石譲。
脚本と役者の演技も完璧。 ウェン・ジャンってほんとに自閉症の人なのかと思ってましたよ。
父親がなんとかしようなんとかしようとするんだけど、それが空回りにも見えて、助けてくれるって言ってくれる周囲との距離感も難しくて。。。でもそれは報われてる。
冒頭の心中シーンや終盤の早逝した母親の話とかがぐっと来る。でも、あえて父親の死ぬシーンはさらっとなんだよねぇ。絶妙。
アクションスターじゃないジェット・リー、すごいじゃないですか。でも彼はやっぱりアクション映画じゃなくても強い人でした。あと、前からジェット・リーの笑顔はすごいって僕はずっと言ってたけど、こういう映画でそれが証明されるとは。。。本当にすごい。
これはもっと知られていないとダメな名作ですよ。