こぅ

恐怖のいけにえのこぅのレビュー・感想・評価

恐怖のいけにえ(1980年製作の映画)
3.3
'19〜'20冬のホラー/ミステリー祭③

【悪魔のいけにえ】の脚本家、キム・ヘンケル原案
、ボンド・ガールのバーバラ・バック主演による
【カルト・ホラー】。

いかにもな展開に、いかにもな変態主人、いかにも
な伏線、と【定番尽くめの進行】はアンシーン←
原題。
劇伴のムード作りも良し。
そのいかにもな怪しい変態主人(良く喋る奴は
大抵怪しい)は、ビッキー(ロイス・ヤング(バー
バラより美人))の入浴を覗く エロオヤジ でも
ある。
ま、この覗きシークエンスは特に無くても支障無い
のだが、サービスショット⁈ホラーの定番として。
(しかも、ノーモザイク全裸。)

ホラーの括りではあるが、個人的にはサスペンス
かな⁈。キチガイは1人。
実際、怪物は出て来ないし、怖いという
よりも【可哀想】な話。

脚本は、スローで割としっかりしていて、ジェニ
ファー(バーバラ・バック)と恋人トニー(ダグ
ラス・バー)の関係も描かれ、ドラマ性もある。

3人の女性レポーターの犠牲者1人目を妻バージニア
の作業と切替で見せる演出がピークだったかな⁈
兎に角、得体の知れない 何か は、クライマックス
まで引っ張って引っ張って姿を一切見せないという
、徹底ぶり。
満を持してのクライマックスへの運びも上手いが、
少々もたつく、、。
で、期待高まっての、◯◯の登場は、、
あれ⁈怖くない、、
(レザーフェイスは別格か。)
実際、ジェニファーも怖がっているわけでは無く、
イヤがっている、キモがっているのだ。

フェラーリ512BB⁈が拝めるのもお得⁈。


ラストは、、彼女、良いところ持っていくなぁ〜
カッコ良かった。

怖さよりも、切なさ狙ったというのは、物悲しい
エンドロールの余韻で伺える。
こぅ

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