子どもの頃に日曜洋画劇場でやってたのを録画してそれこそVHSが擦り切れるくらい観返した大好きな映画。
いわゆる宇宙人侵略ものではあるんやけど、舞台は片田舎の高校っていうスケールの小ささ。
宇宙人侵略っていうある種のイベントを通じて普段の高校生活では交わることのなかった人たちの人生が交錯してそれぞれが何かを学びとってまた学校生活に戻って行く。
ジョン・カーペンターとジョン・ヒューズ、
二人のジョンの意志を継承した、
「遊星からの物体X」meets「ブレックファストクラブ」みたいな映画。
もし俺がビデオ屋の店員やったらこの映画は間違いなく青春映画のコーナーに並べる。
犯人(親玉)探し要素は同じケヴィン・ウィリアムソンが脚本を担当した「スクリーム」にも通ずる。
同時代の「スクリーム」とか「ラストサマー」と明らかに作品のルックが異なるのはロバート・ロドリゲス演出やから。
ロドリゲスは器用やから脚本、撮影、特殊効果なんでも自分でやりたがるきらいがあるけど、
本作然り、タランティーノと組んだ「フロム・ダスク・ティル・ドーン」然り、
脚本は腕のある人に任せて監督に徹した方が良いと思う。