非常にゆったりした映画。下手をすれば味気ない映画でおわってしまう。
けれどこのストーリー、映像、音がぴったしとはまるタイミングが必ずあるだろう。この映画を、この映画の中の世界を欲する時が来るのだと思う。
例えば日々の仕事に追われ、社会の波に揉まれ、疲れ果てた時。
これから来るであろうそんな時には、またこの映画を観たい。
知り合いが「めがね」の大ファンでついに与論島にも旅していたが、これを観たら否応なく与論島で黄昏たくなる。
そして朝ごはんをきちんと食べたくなる。
そして海老をむしゃむしゃ食べたいと思わされる。
いくら真面目にやってても、休憩は必要。
大切なのは焦らないこと。
そうらしい。
タイトルがなぜめがねなのか、気づいたのは中盤でした。