勝手にしやがれ！！ 英雄計画の寂々兵のレビュー・感想・評価

六作目。小さな町で生まれたファシズムの種が世界中で胎動していることへの警鐘というハネケ的なテーマをアンゲロプロス風に撮った怪作（大げさ）。シリーズを通してあれだけ国外旅行に思いを馳せていた二人が最後に向かおうとしていたのが新潟というのがなぜか異様に泣ける。シリーズ好きな順に５（成金）、６（英雄）、１（強奪）、３（黄金）、２（脱出）、４（逆転）。