ヒュー・ダンシー目当てで。
実話ベースということで実際の事件をおさらいしてからチャレンジ。実際の事件だともっとドロドロしていたようだが、映画なのでそこは割と雰囲気と演出でふんわりとしているので、バーバラのエディへの執着とか、エディがおかしくなっていく過程が尺が足りずちょっと唐突な感じがしたのが残念。
ただ配役は素晴らしく、この二人だからどこか現実的ではない(実話だけど)世界観が美しくて儚くてファンタジーを見ているようだった。
父親はもちろんクズなんだけれど、母親も野心家だけれどヒステリックで病的。そんな二人に育てられた上に、母親の気質を受け継いでいたから起こるべきして起こった悲劇なんだろうな。
あとお金持ち過ぎるのもある意味悲劇だったのかもしれない。なんだかお金があるのに二人とも全然幸せそうじゃなかったし。
陰鬱で救いようのないシーンが多かったけれど、ヒュー・ダンシー演じる画商との3人にシーン(特にベッドで笑ってしまうところ)は好きだったな。