超優等生なのに無関心な親。そんな親に嫌気がさしてイライジャ・ウッド演じる少年が理想の親を探して世界中を旅するロブ・ライナー監督のファンタジードラマ。当時酷評されたそうですが結構良かったです。
子供は親を選べない、と言われますが今作は主人公が子供が親を選ぶ権利を主張したことで注目が集まり世間の価値観が変わる所が痛快。テキサス、ハワイ、アラスカ、北京パリ等様々な所の親候補に会い結局最終的には自分の家が一番、というベタな終わり方ですが狂言回し的役割のブルース・ウィリスが良い味を出しており(一部ウサギの着ぐるみを着て登場 笑)、彼から貰ったと思っていたコイン(=大事なもの)が実は最初から持っていた・・というのが分かり易いメッセージとして機能しているのが〇だったと思います。
同じ監督の「ミザリー」繋がりかキャシー・ベイツ、ダン・エイクロイド、アーミッシュのシーンでは「刑事ジョン・ブック 目撃者」でもアーミッシュを演じていたアレクサンドル・ゴドゥノフとケリー・マクギリス、子役時代のスカーレット・ヨハンソン等も出演。