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ダ・ヴィンチ・コードのrinのレビュー・感想・評価

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)
4.0
公開当時映画館に行って、それ以来?まともに見た。

ダ・ヴィンチの特集とかよくテレビでやってたなぁ。
あの劇中にもある、最後の晩餐のヨハネとキリストがもたれかかってるとか色々。

こういう謎解きとかを歴史や逸話、絵画や遺跡と絡めるの大好きで、インディーとかこういうテイストのもっと作って欲しい。

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本当に一神教の信仰って凄いな。
報道とかで議論が巻き起こってるとか、○○の説をとるなんて許さない!みたいな反対が起こるとかって言うけど、一体どのくらいの規模の人がどんな熱量で言ってるのかまでは分からないから、ひたすら不思議に感じてしまう。
キリスト教圏にいる人もしくはキリスト教を信仰してる人は、ただの映画、本だって流せるのかも分からんし。


日本で数はかなり少なくなったけど、天皇はただの人だって言ってしまうと少なからず反発する人が出るのも同じ構造と思考なのかしらね。
例えば戦中時に、周りから疎外されるから天皇を崇拝するようにしてたのか、心から信じてたのか、それがどのくらいの割合だったのかは、当時の人に虱潰しに聞かないと分かんないよな。
信仰って結局、強いし厄介だなぁ。


映画だし、わたしはキリスト教の解釈について何でも良いって思ってるから、末裔は女でマグダラのマリアから生まれたのね、なんて楽しめるけど、信仰してる人からしたら何か蹂躙された様な気持ちになるのかな。
それに相当する私の中の大切な思考?信仰は無いなと思っちゃう。
宗教の解釈で、こんな意見なんて信じられない!デモとか起こさなきゃとか、反発しなきゃなんてことあるか?


最後の誘惑とかあーいうのも上映反対とか宗教絡み(特にアメリカ映画だからキリスト教が多いのかな?)で起こるのは、とにかく意見を主張しないと気がすまなくて、声をあげないと自分というアイデンティティがなくなるとかそういう感じなのかな?

自分の考えを否定されたり変えられるのは拒絶反応するのに、その反対の考えを尊重したり、一意見として存在を認めないのはおかしいよな。矛盾してるよね。
本当に宗教のこういうのって面白いわ。
宗教、信仰って人を救うこともあるし、嫌な部分を炙り出すためにもあるんだなぁと思う。
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