たろさ

ダ・ヴィンチ・コードのたろさのネタバレレビュー・内容・結末

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

ひたすら謎を追うジェットコースタームービー。その難解な謎は天才トム・ハンクスが何でもすらすらと解いてしまうので、観ているこっちはわけも分からずくっついていくスタイル。ヨーロッパの歴史、キリストとあんまり自分にはなじみがないのなのでなおさらそう思う。最後のオチの「キリストが人間で実は末裔がいた」というのもあんまりピンとこなかった。

オドレイ・トトゥは「アメリ」の可愛いイメージがあったけど、今作では終始難しい顔をして魅力に欠ける。暗号解読官とか言っていたが、全部トム・ハンクスが謎を解いてしまうので暗号解読するシーンはない。

最初に殺されたジャック・ソニエール館長の行動。「銃で撃たれた、死にそう。よし、この絵とあの絵に暗号を残して、さらに鍵を残して、床にも暗号を残して、全裸になって胸に傷をつけて記号を残そう」とはならないよなぁ。

警察がことごとく無能。何回も取り逃がす。最初の美術館のトイレからの脱走も、「とりあえずトイレをチェックしておけ」と命令を下すだけで物語が終わってしまう。全員で発信機を追いかけに行くのは不自然。ジャン・レノの暴力刑事というキャラクターも設定もいるのか疑問が残る。

"cripple"という単語は障害者を悪く言う言葉。これを「じい様」と訳す戸田奈津子のセンスはどうかと思う。
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