すあまさえ

赤ひげのすあまさえのレビュー・感想・評価

赤ひげ(1965年製作の映画)
4.3

すごく好きですね。
すごく良い作品です。

自然なんだよね。
話の筋が丁寧で一見退屈に感じる人もいるのかもしれないけど、誤魔化されてないというか。近くに住んでいる感じ。
そんな感じがするよね。

長次がおとよにお別れを言いにくるシーンが1番好きです。

西の方にある国。
暖かくも寒くもなくて、綺麗なお花が辺り一面に咲いてるんだ。見たこともない小鳥もチュンチュン鳴いてるんだってよ。

天国、、
心中するんだなって、わかりますよね。


死際、見ていられなく顔を背けるシーン。
女性の手術で気を失うシーン。

あれが普通だと思うんだよね。
そりゃそうなるよね。
今よりも生々しい訳だし。

登が何歳設定なのかわからないけど、頭はいいけど実践では何も役に立たない。
そしてここで働く事に拗ねてる、子ども。

それが赤ひげとここでの生活を通してどんどん変わっていく、成長物語。
観てる私たちも嬉しくなる。

最後に井戸に向かって叫ぶじゃないですか。
たしかに井戸は奥深く、あの世にも繋がってるかもしれないもんね。
一生懸命呼べば戻ってきてくれるかもしれない。

赤ひげみたいな先生が、どの街にもいたらいいね。
すあまさえ

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