Kota

テイク・ディス・ワルツのKotaのレビュー・感想・評価

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)
3.2
“人生ってのは、どこか物足りなくて当然”

皆様のレビューを見ててもやっぱりこの言葉が一番心に残っているみたいですね。アル中のお姉さんの言葉ですが、まさにこれに尽きます。映画はいろんな感情を学べる教科書。“物足りなさ”を学びたくなったらこれを観るべし。

“ブルーバレンタイン”や“マンチェスターバイザシー”でも冷めた妻を好演するミシェルウィリアムズが、今回も絶妙に冷めた妻を好演。この人の冷めた演技が上手いのか、顔が冷めてるのか。まぁ、何はともあれ今回もミシェルは素晴らしかったよ。

全体的に色使いや構図は綺麗だったし好みだった。ミシェルの服装もいちいち可愛い。でも、ストーリーがねー。うーん。
ちょっと女性目線すぎて分からなかったかな。「旦那を誘惑するのも楽じゃないの」なんて言われたら俺はめちゃ腹たつけどね?その点セスローゲンはまじでいい旦那だったと思う。笑

最後のラジオスターが表しているように、退屈な毎日の中に小さな幸せを見つけられない人はいつまでたっても物足りないままだよね。マーゴは“パターソン“を観た方がいい。笑
Kota

Kota