“ずっとシャンプー係なの。”
“あの頃、君を追いかけた”や“怪怪怪怪物”で一躍有名台湾ニューウェーブ、ギデンズ・コー監督の最新作がまさかのNetflixに。ちゃんと気鋭の監督は押さえているな、とNe>>続きを読む
“僕はそんなに強くない。でも君は簡単に傷つける。”
久々にセンスの塊台湾映画。今の時代にしっかりエドワード・ヤン味を纏いつつ、現代風のテーマと演出が絡み合って映画的完成度が半端なかったです。エンディ>>続きを読む
“全ての愛はただの自己催眠。”
中々観る“タイミング”が合わなかった今作を満を辞して。ワンテンポ早い女性とワンテンポ遅い男性、そして消えたバレンタインを巡ってファンタジック且つノスタルジックに描かれ>>続きを読む
[グロレベル2/5]深夜のガソリンスタンド付きのコンビニ。コーヒーを買うために立ち寄ったアリスは、何者かに外から射撃を受ける。店のトランシーバーからの聞こえる声は外の犯人で、逃げようとすれば撃ち殺すと>>続きを読む
“必要ないと思っていた。”
サンダンス映画祭2023にてワールドシネマ部門の最高賞を受賞した本作。イギリスの郊外にて母親を亡くし一人で社会保障を受けながら暮らしていた12歳のジョージ。そんな中、生ま>>続きを読む
オリジナルのパート2を観た時に冒頭のDay1が面白すぎて、それだけで映画作って欲しいって言ってたらまじで作られて歓喜(笑)しかもニューヨークが舞台というモンパニ映画好きにはたまらないシチュエーション!>>続きを読む
“自分では、変えられない事もあるの。”
海外で鑑賞。“ハートストーン”の監督が描くアイスランド映画2022年オスカー出品作。いじめられっ子が出会った三人組の不良は彼のことをいじめずに仲間に入れた。閉>>続きを読む
“ただの遊びのつもりだった。”
海外で鑑賞。ホテルを経営する富豪の男性が長らく雇っていたコンパニオン(マーガレット・クアリー)。彼は夜な夜な彼女と変わったプレイを楽しんでいたが、その関係を終わらせよ>>続きを読む
“もう、うんざりなんだ。”
海外で鑑賞。仕事がストレス、隣人がうるさい、誕生日を祝われない、親と絶妙な気まずさがある、ATMが壊れたのに銀行に問い合わせろと言われる、本人確認書類がないと手続きできな>>続きを読む
シャマラン娘の24歳デビュー作ってだけで観に行きたいのよね。正直中身が面白いかはどっちでも(笑)シャマラン父の“ヴィレッジ”にテーマも撮り方も似ていたけど、なんだか脚本とか演出の節々に若さ特有の痛さを>>続きを読む
“いつも試合終了前に勝ったと思ってる。”
大好きなルカ・グァダニーノ監督最新作。ある一試合のテニスを通じて描かれるのは10年越しの“三角関係ゲーム”。感情や嫉妬が動き始める時のクールすぎるテクノミュ>>続きを読む
“壊すのは一瞬、立て直すのは一生。”
社会性とエンタメ性と芸術性のバランスがここまで取れている作品を久々に観た。編集と音楽のカッコ良さ、緊張感を途切れさせない演出。キャストも監督も有名じゃなくとも溢>>続きを読む
“何より、食べて、美味い。”
なんか急に観たくなって7年ぶりに再鑑賞。最近エコテロリスト/環境活動家の作品増えたけど、今思うと改めてポン・ジュノは早かったな。当時観た時よりも何倍も映画的表現や音楽や>>続きを読む
“海底47m”に“ウォール”にみんなワンシチュエーション大好きだよね。コンテナに閉じ込められたまま輸送中の船から漂流した妊婦のサバイバル。主役アンナ・カスティーリョの拍手の一人芝居だけで大分見る価値あ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
フランスのホラー監督が描く最高サメ映画。パリのセーヌ川に迷い込んだ巨大ザメ。危険性も知らず救おうとする若者環境活動家、メンツの為にトライアスロンを中止しない市長、メインキャラさえも、みんな食われちゃえ>>続きを読む
“湿地は死を裁かない。”
青年の変死体に容疑をかけられたのは、幼いころ家族に捨てられてから一人で湿地の中にクラス少女カイヤ。彼女の半生から事件当日までと裁判シーンが交互する、本屋大賞の小説原作だけあ>>続きを読む
“もう欲しがるのは、辞めた。”
[グロレベル3/5]前作“X”はテキサスホラーの失敗作みたいな感じで全然だったけど、これは良い!ファンタジックで映画的であり、ミア・ゴスの渾身の顔芸長回しで走り切ろう>>続きを読む
“ステキな事は、全て夢から始まる”
チョコが滴ってもいいオトコなティモシーをひたすらに頂く映画。ただ、歌がアレ…(笑)昔“チャーリーとチョコレート工場”見た時のようなワクワクとちょっとの恐さがないの>>続きを読む
“もう、無視できない。”
2020年アメリカで実際に起こった、個人投資家達がSNSで集結し、金融市場を揺るがした“ゲームストップ株騒動”を描く。株やってないから細かいとこよく分からないけど、この手の>>続きを読む
内輪ノリな感じが全然好きじゃない…スベりまくってた…と思うのは僕だけですか?(笑)何だろうこの、文化祭見てる感じ。
“友達だなんて、過大評価。”
アカデミー作品賞ノミネート8/10。1970年、全寮制寄宿男子校にて、クリスマスに家に帰れないアンガス、残る生徒の世話役の独身教師ポール、息子を亡くした料理長のメアリー>>続きを読む
“きっと楽しい週末になる。”
[恐さレベル4/5]デンマーク人の家族は、旅行先でオランダ人の家族と意気投合し週末の間彼らの実家に招かれる。最初は雰囲気のよい家族であったが、だんだんと違和感を感じる様>>続きを読む
“自分が最悪の人間に思えたが、抗えなかった。”
鬼才ヨアヒム・トリアーとレテーナ・ラインズヴェというこれまた鬼才の女優が生み出した秀作。終始映画的でありながらリアリティがあり、新しい映画なのにクラシ>>続きを読む
“もう分かっているだろう。”
北欧の鬼才ヨアヒム・トリアー監督によるなんとも北欧っぽいサスペンス。消えてほしいと願うのは、嫌いだけじゃなくて、好きだからってこともあるんだよな。青春の複雑さと”この設>>続きを読む
雷なんかで飛行機が落ちたと思ったら、ジェラルド・バトラーの男気にも落ちた。
久々に法廷物が見たくて鑑賞。ロバート・ダウニー・Jrというよりは容疑者であり父親のロバート・デュヴァルさんが凄い映画だったな。家族関係の深掘りやベラ・ファーミガ演じる元カノ登場など、不要なサイドストー>>続きを読む
“私たちより幸せな二人はいない。”
実在する小説“ダロウェイ夫人”の作家ヴァージニア・ウルフの執筆時と、異なる時代でその小説に触れた2人の女性の人生の三軸が群像劇のように進み、一つの音楽で纏まる。難>>続きを読む
“これは神に対する挑戦。”
ドゥニ監督の作品を漁っている中で再鑑賞。初めて見たのがもう10年前だという事に驚き。最新の映画と言われても違和感がないほどのクオリティで、“灼熱の魂”とは正反対に雨や雪の>>続きを読む
“世の中に背を向けるようにうつ伏せで。”
ヴィルヌーヴ監督が評価されるきっかけの作品も満を辞して。今やSF監督という印象が強いけど、当時はこれでもかというくらい骨太なヒューマンドラマを見事に監督。母>>続きを読む
ヴィルヌーヴ監督の初期短編映画。ひたすらにテーブルの上の動物の肉や魚介類を貪る富豪達。シルバーの擦れが鳴り響き、咀嚼音がアンサンブルする様は最強にキモチワルイ。“リトルナイトメア”のような世界観がとて>>続きを読む
“今から銀河をぶっ壊しにいく。”
シュールでブラックな悪の帝王コメディ。世界を破滅させる事が目的の怪物は復活の際に自分の命の石を(サイコパスな)少女に持たれてしまい、彼女の命令に逆らえなくなる。それ>>続きを読む
“ジェーン・ドゥの解剖”の監督最新作がこんなB級な感じで劇場公開されていたこと全然しならなかった(笑)そして、それも納得の出来栄えというか、モンスターパニックならもーちょい振り切った方が良かったよね。>>続きを読む
[グロレベル3/5]“ホステル”や“グリーン・インフェルノ”とまではいかなくても、久々にイーライ・ロスのバチバチゴア描写に大満足。ストーリーなんてどうでもよくて、ただ残虐な死に方のバラエティーが楽しい>>続きを読む
“香料を制したものが世界を制す。”
もうパート1が4年前なのね…。朧げだった目的や相関図も結構序盤で全て思い出せるのは、ドュニ監督のストーリーテリングの上手さなのかな。前作も感じた映画館で観て本当に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
“そして今、私は死となった。”
第90回アカデミー作品賞ノミネート7/10。そして受賞。日本ではもちろん公開は簡単ではなく、何度も配給会社が変わり、なんとか本国から一年近く遅れての公開。でもこれって>>続きを読む
“神様、そこにいますか?”
“スウィート17モンスター”のケリー・フレモン監督が次に手がけたのは、アメリカの有名作家ジュディー・ブルームの同名小説の映像化。70年代のアメリカを舞台に、12歳のマーガ>>続きを読む