ゴン

テイク・ディス・ワルツのゴンのレビュー・感想・評価

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)
4.2
うーんめっちゃよかった。しんどいが…。主人公と自分似てるなあとか思いながらみちゃったけど、多分全人類の70%くらいは同じ感想を抱きそう。現状にぼんやりと満足しきれなくて、何が欠けてるのかよく分かってないから分かりやすく魅力的なものに流されちゃうっていう。で、ちゃんと自分なりに良識ある行動を取ろうとギリギリまで我慢するんだけど…っていうなあ。
マーゴのなんとなく拗ねたような、むーっていう表情が印象的ですな。
「サプライズが失敗する描写が苦手」現象が起こってる映画でもあった!善意とか無邪気な行為の空回りほどしんどいものはないし、それを受け止めきれなかった側もまたつらいもの。
かなりキツいことが描かれてる話だったけど、ミシェルウィリアムズのキュートさ、映像、セット、衣装のおしゃれさ、音楽の使い方…とかもろもろ完璧すぎて面白く見れちゃった。正直また見たい。自戒映画!
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