Jumblesoul

痴人の愛のJumblesoulのレビュー・感想・評価

痴人の愛(1934年製作の映画)
4.0
ベティ・ディヴィスが史上最低最悪のヒロインを演じた出世作。ビッチな女に惚れてしまった医学生の災難を描いた話で、原作は文豪サマセット・モーム。
眼力のみで全てを表現するディヴィスの演技力が素晴らしい。こんな女優は二度と現れないだろう。
この約10年後に非業の事故死を遂げるレスリー・ハワードも好演。当時既に30代なのに、純真で足の不自由な学生役を何の違和感なく演じている。
谷崎潤一郎の代表作のタイトルを、そのまま借用した手抜き邦題だけがマイナス。
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