ウディアレンコンプリートチャレンジはいつになったら終われるのだろうか。でも終わってしまうのもちょっと寂しい。
さて、メリンダ&メリンダ。
喜劇で希望を見出したいか、それとも悲劇で現実の厳しさを感じたいか。あなたはどちらでしょうか。喜劇が何か薄っぺらいものに感じる人がいるかもしれませんがわたしは全く賛同できない。現実の厳しさ、残酷さを知った上であえて喜劇を描くことは大切なんだと思う。もちろん、単にそれが下手な喜劇ってこともありえる。ウディアレンは生粋な喜劇作家だと思っていて、そんな彼だからこその視線でこの映画はできたと思う。
比べることは確かに手段ではあるが、必ずしも結果を得るわけではない。そして、映画の中で言っているように悲しい涙でも嬉しい涙でも結局涙なのである。喜劇でも悲劇でも、人生なのだ。