ホテル経営を夢見る父(ボー・ブリッジス)をはじめとする家族は、いじめ、レイプ、墜落死、爆破テロ、自殺という悲劇に見舞われながらも、各々の人生を進んでいく。それを次男ジョン(ロブ・ロウ)の視点で描く。
不思議映画はたくさんあるけれど、これはけっこう好き。
ナスターシャ・キンスキーが出てるってだけじゃなく、原作ジョン・アーヴィングらしく、どんな悲劇と失望の中にもコミカルさと優しさがあるからかな。
みんなが何かを失って何かを得る。
ボー・ブリッジス演じるお父さんの "人間には生き抜く力がある” という言葉が表しているとおり、それぞれに夢を追って、幸せを感じて、生きているんだってことだろう。
アーヴィングの世界は軽やかで深い。
"それでも生き続けるしかないのだ” がまさに人生。
ついでに、ちょっとふっくらのジョディ・フォスターも、汗まみれのナスターシャ・キンスキーも良かったけど、人間関係というか肉体関係がぐちゃぐちゃだ!