ジョージアのクタイシに住むリザ（オリコ・バルバカゼ/オリコ・バルバカゼ）とギオルギ（ギオルギ・アンブロラゼ/ギオルギ・ボチョリシビリ）は偶然に出会い、再会し、翌日白い橋の近くにあるカフェで会う約束をする。しかし、彼らは呪いによって外見を変えられてしまい、お互い気付かないままカフェとその近くで働き始める。
ときめくようなファンタジーラブコメを想像してるとガッカリかもしれない。
もちろん、姿の変わった2人を中心に物語は進むんだけど、2時間半、ほとんど淡々とジョージアの町に住む人々の様子を映し続ける作品だ。これが長い長い。笑
ナレーションにもあるとおり、呪いの背景も理由もわからず、変身の映像がまた素人っぽくて笑えてしまった。
ただ、サッカーと映画が絶妙に物語を進めるつくりは好きだった。
そして何よりジョージアって、日本と同じように子供たちが学校に行って、若者たちが会話を楽しみ、治安はそれほど悪くなさそうだけど、街並みはどこか荒れた感じだ。「みかんの丘」の30年後なのか、作り手は今のこの国の姿を見せたかったんじゃないだろうか。
たくさん出てくる子供たちと犬が可愛かった。
