「セイシンだけで勧進帳をやって、大ウケにウケておる」←めちゃかっこいい
ラピュタ阿佐ヶ谷にて。やたらハッピーな映画。旅回りの一座のサクセスストーリーなんだけど、別にものすごく落ちぶれているわけでもなく、ものすごい苦難が待ち受けているわけでもないのがいい。人を貶める笑いではないのでなごむ(ヨイヨイになっちゃったアチャコにハラハラするくらい)。切られ与三郎の劇中劇はめちゃ笑った。お富さんの叔母is誰
うさんくさいスノッビーな演劇人かと思いきや、自分でどかどかウケを取りに行くバイタリティにあふれた(キャラの)フランキー堺がかっこよく見えてくる不思議。元気いっぱいの水谷八重子がかわいい。清川虹子が好き。ラストの「カルメン」も多幸感がすごい。
昭和の喜劇俳優のこと全然知らないけど、知ってると思えることもいろいろあるのかな。エノケンからフランキー堺へ、実際の世代交代も落とし込まれているんだろうな。