EDDIE

TIME/タイムのEDDIEのレビュー・感想・評価

TIME/タイム(2011年製作の映画)
3.8
寿命はあと何分⁉︎何時間⁉︎
人の命がすべて時間に置き換えられた世界…いかにも時間は貴重なものなのかを教えてくれる緊迫感あるSFドラマ。母親とのとあるシーンは胸が引き裂かれそうなぐらい切ない。それにしてもアマンダの吹替が…

〈ポイント〉
・時間の貴重さを登場人物たちの身をもって教えてくれるプロット
・貧困層→裕福層と立場が変わっても魅力が溢れるジャスティン・ティンバーレイク
・SFスリラーとして緊迫感を持たせてくれる見事な撮影

〈雑感〉
公開当時劇場鑑賞した作品です。
当時はシンガーとしてのジャスティン・ティンバーレイクを知っていましたが、俳優としては認識してませんでした。
確か彼の初主演作が本作だったんじゃないかなと思います。
それなりにCMなどでも告知が流れていたので、シンガーとして好きなジャスティンが主演しているんだったら観に行こうかなって具合で鑑賞に行きました。

その頃は劇場鑑賞も年間で10本あるかないかというぐらいだったので、かなり貴重な映画館での鑑賞。
思い出深い作品で、しかも結構面白かった記憶がありました。

今回はちょっとサクッと観れる鑑賞済み作品を探していて、本作が目に留まりました。
どうせなら吹替で観てみよう、、、と思ったのが驚きのはじまりでした。

貧困層が暮らす街でジャスティン演じるウィルたちがどのように過ごしているのかを、わかりやすく映し出しながら、話が少し進んでアマンダ演じるシルビアが初めてセリフを放ちました。

ん?なんだ?下手くそ…じゃないか?

誰が吹替をしているのか知る由もなく、しかしこの映画は楽しいなと思いながら、彼女がセリフを放つたび別の作品を観ているかのような錯覚に陥らせるのです。

あとで知りましたが、元AKBの篠田麻里子だったんですね。
ドラマなどでの台詞回しはあまり悪印象はなかったので、吹替指導もきちんとしてもらえなかったのでしょう。つまりは話題先行のためだけに起用して、彼女自身のキャリアに汚点を残してしまったわけです。
かわいそうに…。

中身にほとんど触れてないレビューですが、撮影はさすがのロジャー・ディーキンスということで緊張感ある撮影のおかげで食い入るように観てしまいました。
二度目鑑賞でしたが、程よく細かいところを忘れていて楽しめました。

〈キャスト〉
ウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)
シルビア(アマンダ・サイフリッド)
レオン(キリアン・マーフィー)
フィリップ(ビンセント・カーシーザー)
レイチェル(オリビア・ワイルド)
フォーティス(アレックス・ペティファー)
ハミルトン(マット・ボマー)
ボレル(ジョニー・ガレッキ)

※2022年自宅鑑賞19本目
EDDIE

EDDIE