なーち

TIME/タイムのなーちのレビュー・感想・評価

TIME/タイム(2011年製作の映画)
3.6
【ストーリー設定がかなり優秀すぎるかつシンプルで分かりやすい】

近未来の世界では自分の命も時間、何かする上で必要なお金も時間で買わなければならない世界。THE SF作品ど真ん中な設定でありながら、誰でも思い付けそうなくらいシンプルな設定は正に秀逸。何より誰でも分かるその分かりやすさが作品としてはピカイチ。あとはそれをどのような方向にもっていくか←ここが今作の惜しかったところかな。

主人公はスラム街でその日暮らしを続ける青年ウィル・サラス。ある男を助けたことをきっかけに大量の時間を受け取り、人生が変わっていくストーリー。富裕層が蝕んでいる大量の時間の解放のため無茶苦茶していく展開。時間を管理するタイムキーパーであったり、スラム街のギャングに追われたりアクションもそれなりにあり。

こういう設定オバケな作品って結局どういうところに落ち着かせるかが重要やけども、結論この作品も落としきれてなかった印象。いつまでその無茶を続けるの?って感じの終わり方。
とはいえ王道SF作品としては優秀だと思うのでおすすめ。
なーち

なーち