ユナマリア

新・平家物語のユナマリアのレビュー・感想・評価

新・平家物語(1955年製作の映画)
4.0
吉川英治原作、溝口健二監督、市川雷蔵主演の大映作品と揃いに揃っている作品。

相変わらず芝居の幅が広い雷蔵をしっかりと楽しめる一作。

貴族の権力が下降していく中、武家が復興する世の中。

しかし成果を上げても評価されない。

そんな状況が続く中、自身の出生の秘密を知った平清盛が意を決する…

熱意と正義感が取り柄の清盛が、次第に一茶報いて行く展開が気持ち良くて、感情移入出来る。

あとはさすが大映作品だけあって、美術、舞台が素人目に見ても拘りが伝わってくるのが素晴らしい。

立廻りもあるが、本作の見所は役者通しの台詞回しが魅力的なところだと思う。
ユナマリア

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