2025年1本目にして2800本目は久方ぶりの劇場鑑賞。ということで行って参りましたよ、市川雷蔵映画祭@有楽町。いやあ、モチロン雷蔵目当てだったのですが、それもさることながら、思いがけずに溝口健二と…
>>続きを読む物量勝負な感も否めないが、室内での長回しの中で襖や障子を使ってフレーム内フレームを意識させるのはさすが。屋敷を出ていこうとする泰子を室内で追いかけるカットや平忠盛を詰問するカットなどほんとに素晴らし…
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【溝口健二】
2010年発、英トータル・フィルム誌「史上最も偉大な映画監督トップ100」76位
【溝口健二】
2012年発、評論家が選ぶ史上最高の映画トップ50 (「BFI(英国映画協会)」…
溝口健二に駄作なし。
けれどこの平忠盛〜清盛・親子を中心にした歴史物語の映画化は、ちょっと苦労した痕も見受けられる。
歴史的にはこの後、もっと力を持っていく武士たちのその直前の息吹みたいなものを…
映画自体は源氏物語のエピソード0という感じ
木下恵介の演出も他作品に比べて平凡だし決して面白くはないんだけど
ハイレベルな美術が最後まで観せてくれる
隅の隅の隅まで拘り抜かれたセットにはウットリさ…
二度ほど回想が挟まれるが特に市川雷蔵出生の秘密が語られる場面での、小暮実千代のもとを赤い着物を頭に被りながら逃げる男を追いかける流れるようなショット、その後に繰り広げられる柳永二郎と大矢市次郎の会話…
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