しょまっち

ボヴァリー夫人のしょまっちのレビュー・感想・評価

ボヴァリー夫人(1949年製作の映画)
3.8
劇的な恋愛を夢見る少女が若くして結婚した相手が退屈な男で、結婚後にもロマンスを重ねてしまい🙊・・・


名作じゃないですか!!
不倫の話であっても、女の情念がどうとか、男のずるさがどうとか、そういうねちっこい内容じゃなくて、もっと俯瞰的である種人生のはかなさ、真理の一片をとらえているのがこの話のグレイトな部分だと思うけど、そういうニュアンスが上手に表現されてたように感じます✨

グルグル舞踏会なんかは昔の作品なのに躍動感たっぷり!
カメラがパンして割れた鏡に映るエマ、みたいなのとか、映像も凝ってます👍

オマケのように最初と最後に出てくるフローベール被告も効いてます。
「真実を内包しない道徳は、もはや道徳ではない」
本当に言ったかどうか分らんけど、普通に名言!!❇

2022.10.22
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