ウィルの父親のエドワードはいつも嘘のような話ばかりをしていて至る所で人気者だった。エドワードはそんな本当の話をしない父とすれ違っていたが、エドワードは次第に自らの死が近くなっていく。
エドワードの嘘みたいな話が絵的にも話的にも綺麗でやわらかくとても好きなテイストだった。
父とすれ違ってしまうウィルもついつい変な話ばかりしてしまうエドワードのこともとても共感でき、本当の別れのときも妙な綺麗さと儚さがあり、とても良い。
ラストのメッセージもやんわり濁すのではなく、なんとなく察しがつくぐらいに絞められていて良し。
映画全体にトゲトゲした要素が少なく、好きな部分が先行するような映画だった。