ハイタカ

ビッグ・フィッシュのハイタカのレビュー・感想・評価

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)
4.0
少なくとも巨人はいたのである。

主人公の父親は物語るのが好きな男で、子供の枕に語るその半生はまるでドン・キホーテのようだ
一方の主人公は社会に出るにつれてそ“ほら”にさめ、次第に溝ができてゆく・・・

だが、父は本当に嘘つきなのだろうか?
彼は自分の生を心のおもむくように正直に生きた
最愛の人への求愛に辺り一面の花を用意することは、決して不可能なことではないはずだ
ある程度の金を使えばきっと僕にもできる
ただ、僕にそれをなすだけの、心の思うがままに向き合う正直さがないだけで

他人に釣られない魚こそビッグ・フィッシュになるという
自分を生きる人の人生は、とても美しいのだ
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