ポケモンは「生き物」なのか「道具」なのかという永遠のテーマ。御三家のトレーナー対戦と、その後の生き物としてのポケモン達の闘いをきちんと区別して描くあたり意図的。
結局ミュウツーは何を目指したのか、人間への宣戦布告は冒頭でしているものの、丸腰のトレーナー達を見逃そうとする辺り、存在を認めてもらいたかったのか?研究所で実験体として儚く散っていった同胞たちの復讐だったのか。
『役に立つか否か』という有用性で生命は測られるべきではない。アイ曰く「生きているって、きっと楽しいことなんだから」、そんな単純なことでさえも今の自分には改めて響いてしまう。
ただし現実のゲームのポケモンにおいては今も昔もその限りではないだろう。『つよいポケモン よわいポケモン そんなの ひとの かって』とはよく言ったものである。
これを見ているからこそ自分の中での最強のポケモンは未だにミュウツーだ。
改めて見直すと、意外とミュウが全てを見透している神の視点キャラかと思いきやミュウツーとバチバチやり合って野性味溢れてて笑う。