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英国式庭園殺人事件のsのレビュー・感想・評価

英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)
3.0


17世紀のイギリスが舞台。

貴族?ブルジョアジー?の奥様が雇った絵師の描く絵により、イケない肉体関係や殺人事件の真実が明らかになってくる、という内容。

ひたすら映像美。
グリーナウェイが大好きな言葉遊びも登場する。もはやおなじみ。


ただ、映画としては全く面白くなかった(笑)

しかし相変わらずの自己満映画に私はなんとなく安心させられた。
グリーナウェイらしいといえばそうなのかもしれない。


しかしながらグリーナウェイよ・・・
この自己満足さが、後々に、長年のコンビであったマイケルナイマンとの確執の原因になるんやで・・・


まあ話が面白くないというより、うまく登場人物と内容がまとめられないが近い。

皆んなド派手な服を着るわりに、どれもデザインが似てるし、髪型もみんなくるくるくるくるもりもりもりもりしててよく分からない。

バッハの肖像画っていったらだいたいのイメージが伝わるかなあ。



結局、夫を殺したのはだれ?(笑)
重要な部分がわからずで。致命的なことよ…

あと彫刻の真似してるマッ裸で銀塗りの男は何者?(笑)
意味不明すぎてウケる。

鑑賞後の他人のレビューをみるのが私の楽しみなのだが、「グリーナウェイの「死」について異常な執着が見受けられる」と書かれたレビューを何回か見かけた。

私は「死」なんか1ミリも思い起こされなかったので、この映画は単純に合ってないのかなとも思った。

グリーナウェイの考えることはほんと〜〜〜に分からない!

いったい彼の頭の中はどうなってるんだろうね、2016年において13番目くらいの疑問。
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