英国式庭園殺人事件の作品情報・感想・評価

英国式庭園殺人事件1982年製作の映画)

THE DRAGHTSMAN'S CONTRACT

製作国:

上映時間:108分

ジャンル:

3.5

「英国式庭園殺人事件」に投稿された感想・評価

‪17世紀英国が舞台のピーター・グリーナウェイ監督流バロック様式頽廃作品。大邸宅の貴族と画家、豪華さの中に仕組まれたミステリーと不貞のピース、全てが対称的にフレームに収まる装飾主義。 マイケル・ナイマンの音楽もまるでアートの一部の様。

アン・ルイーズ・ランバートは『ピクニックatハンギングロック』以来でしたが相変わらず綺麗でした。
紫色部

紫色部の感想・評価

2.5
2018.8.4 DVD

「北ヨーロッパのバロック様式の絵画を背景に 見える物を描く映画」としての試みは確かに成功しているし、「垂直」・数字・アルファベットなどのグリーナウェイ的記号による形式主義も随所に伺えるが、絵画を描くショットの画角の反復や庭園内のロングショット以外の話運びがひたすら単調なので、そんな語り口に身を任せて「クリスティー風のミステリー」で「楽し」めるレベルには全く到達していないと思う。字幕:戸田奈津子
キよ4

キよ4の感想・評価

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時は17世紀 精密に写真のように見えるものを描く製図家は広大な館の12枚の絵を描くようにとその館の夫人と契約を交わすが その絵には館の主人殺しの秘密が隠されていた…大筋はそんな話し
謎解きのないミステリーといえば聞こえはいいが意味不明なチンプンカンプンなヘンテコ映画
計算尽くされたキメキメの構図がカッコよすぎるあまりにも絵画的な映画
チンポ丸出しの道化的な彫像オヤジの立ちションなどの行動が怪しすぎて益々物語に混乱を加速させる 面白すぎ
晩餐会の行ったり来たりする横移動シーンが好き
欺瞞と見栄と皮肉
不貞と殺人
なんと言ってもマイケル・ナイマンの音楽が最高です
サントラを先に買って聴いてました 繰り返されるテーマ曲がお気に入り
映画というより連作の絵画
物語は正直…だけど掛け合いが面白い
must

mustの感想・評価

2.9
解釈を考え出すとこの監督の頭の中の迷路に入り込む。
ひたすら絵画のような映像美と独特な音楽を堪能。
有楽町のシャンテで観た。というかやっぱ当時の女の趣味で付き合っていった。が、これが結構面白かったという印象がある。かなり込み入った話しだったし、美術が凄いのと、やはり「コックと泥棒、その妻と愛人」を昨年観ていたので、気に入ってた。


このころから少しは文系女子に対抗できるようになっていくんではあるが、その為に次に手を出したのが「ZOO」で、これがまたピーター・グリナウェイ色がきつ過ぎる作品で結構ビビった。でも文系女子はもちろんそういうのはちゃんと勘で分かるのか、見ていないし、見てない自分は鋭い、という感じになる。まぁそういう勘の良さというのは自分には全くないので、そういう所にも惚れるわけですね。

何枚かの絵を書かせて完全犯罪、とかいう話し。でも何が印象に残ってるかってラストの構図と、当時銅像が高かったから、生身の人間を鉛色にして立てておくって発想ですね。

グリナウェイが好きになった映画。しかし21歳でシャンテに行くのに背伸びに見えない女は本当にヤバい。
anakarumik

anakarumikの感想・評価

3.5
初期作品集からの流れで見たので、
おお!これか! と。
茶番感がありまして、舞台美術はやはり素晴らしくて、最後のお茶目さ。
noriko

norikoの感想・評価

3.5
「ピクニックatハンギング・ロック」でベタ惚れしたミランダちゃんことアン嬢。
彼女の情報はほとんど掴めず、先の映画以外に出演が確認できるのはこの「英国式庭園殺人事件」のみ。 

そして手にした本作。
「レンブラントの夜警」同様にペダンティックな演出が多く、その知識のひけらかしっぷりに少々辟易。
またその中身は難解で、真に理解することは非常に難しい。
かといってあらすじだけ追うと、かなり退屈な部類。

なれば登場人物に感情移入をしようと思っても、片っ端から屑ばかり。
ではアン嬢に癒されようと思っても、出演時間が短い、アン嬢のアップの構図がない、おまけになかなか嫌な女の役。
ここからあのミランダ・ロスを産んだ天使ミランダちゃんは見出せない。

うーん。
地蔵のように固まりながら、流れる映像を流しながら見ていました。

”ハーバート伯爵が屋敷を留守にする14日間に12枚の絵を描きあげる”
その申し出をはじめは固辞していたものの、伯爵夫人とその娘(アン嬢)の強い説得によって、ついに折れるネヴィル。
この14日の間、伯爵夫人の体を自由にできる契約も結びます。

物語の4分の3は、この怠惰な日常を映すだけ。
最後の最後でようやく物語は動きます。
ネヴィルが描いた絵の中の違和感と伯爵の失踪。
そしてついに真実が!

なのですが、脱力物の真相です。
思わず、「はっ?」と声が出てしまいましたから。
ご都合主義の欠片を集めて、「はい!こんな謎がありました」というお粗末な謎解きから、「オリエント急行殺人事件」の終わりを見せるのですから、怒り心頭もいいところ。

ヴァン・ダイン的でもあり、クイーン的でもあり、クリスティ的でもある。
アプローチはいいのですから、もう少し謎を増やし、快刀乱麻を見せ、意外なる真相を見せてください。
このままでは馬鹿ミスにもならない。

総じて謎を追求したいのか、数学的構図美を追求したいのか、いまいち軸が定まっていない印象を受けました。
選択と集中の大切さを痛感。
だい

だいの感想・評価

1.0
アート作と言っても、文学で言えばフィネガンズ・ウェイクのような作者の自己満足的な世界観を垂れ流しているで、映像としての芸術性があるわけでもなく、「ただ変わったことをやってみました!」的な所にとどまっているだけの作品。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.3
サスペンスでもなく、ミステリーでもなく、ひったすらにアート。う、うーん…意味不明…。食卓を行ったり来たりするキャメラと、生身の人間彫刻、小便小僧ならぬ小便おっさんは面白かったけど、いかんせん意味不明…。いつもの感じでシンメトリー、画面を貫く垂直のモチーフ、エデンの園に13番目のユダ、カトリック的要素は…あったかね?白黒付かずにTHE END、貴族はゴシップがお好き。「昼も夜も役立たず(勃たず)!」だなんて、言われた日にゃ…。石榴の色のエロスなり。
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