英国式庭園殺人事件の作品情報・感想・評価

英国式庭園殺人事件1982年製作の映画)

THE DRAGHTSMAN'S CONTRACT

製作国:

上映時間:108分

ジャンル:

3.4

「英国式庭園殺人事件」に投稿された感想・評価

有楽町のシャンテで観た。というかやっぱ当時の女の趣味で付き合っていった。が、これが結構面白かったという印象がある。かなり込み入った話しだったし、美術が凄いのと、やはり「コックと泥棒、その妻と愛人」を昨年観ていたので、気に入ってた。


このころから少しは文系女子に対抗できるようになっていくんではあるが、その為に次に手を出したのが「ZOO」で、これがまたピーター・グリナウェイ色がきつ過ぎる作品で結構ビビった。でも文系女子はもちろんそういうのはちゃんと勘で分かるのか、見ていないし、見てない自分は鋭い、という感じになる。まぁそういう勘の良さというのは自分には全くないので、そういう所にも惚れるわけですね。

何枚かの絵を書かせて完全犯罪、とかいう話し。でも何が印象に残ってるかってラストの構図と、当時銅像が高かったから、生身の人間を鉛色にして立てておくって発想ですね。

グリナウェイが好きになった映画。しかし21歳でシャンテに行くのに背伸びに見えない女は本当にヤバい。
anakarumik

anakarumikの感想・評価

3.5
初期作品集からの流れで見たので、
おお!これか! と。
茶番感がありまして、舞台美術はやはり素晴らしくて、最後のお茶目さ。
noriko

norikoの感想・評価

3.5
「ピクニックatハンギング・ロック」でベタ惚れしたミランダちゃんことアン嬢。
彼女の情報はほとんど掴めず、先の映画以外に出演が確認できるのはこの「英国式庭園殺人事件」のみ。 

そして手にした本作。
「レンブラントの夜警」同様にペダンティックな演出が多く、その知識のひけらかしっぷりに少々辟易。
またその中身は難解で、真に理解することは非常に難しい。
かといってあらすじだけ追うと、かなり退屈な部類。

なれば登場人物に感情移入をしようと思っても、片っ端から屑ばかり。
ではアン嬢に癒されようと思っても、出演時間が短い、アン嬢のアップの構図がない、おまけになかなか嫌な女の役。
ここからあのミランダ・ロスを産んだ天使ミランダちゃんは見出せない。

うーん。
地蔵のように固まりながら、流れる映像を流しながら見ていました。

”ハーバート伯爵が屋敷を留守にする14日間に12枚の絵を描きあげる”
その申し出をはじめは固辞していたものの、伯爵夫人とその娘(アン嬢)の強い説得によって、ついに折れるネヴィル。
この14日の間、伯爵夫人の体を自由にできる契約も結びます。

物語の4分の3は、この怠惰な日常を映すだけ。
最後の最後でようやく物語は動きます。
ネヴィルが描いた絵の中の違和感と伯爵の失踪。
そしてついに真実が!

なのですが、脱力物の真相です。
思わず、「はっ?」と声が出てしまいましたから。
ご都合主義の欠片を集めて、「はい!こんな謎がありました」というお粗末な謎解きから、「オリエント急行殺人事件」の終わりを見せるのですから、怒り心頭もいいところ。

ヴァン・ダイン的でもあり、クイーン的でもあり、クリスティ的でもある。
アプローチはいいのですから、もう少し謎を増やし、快刀乱麻を見せ、意外なる真相を見せてください。
このままでは馬鹿ミスにもならない。

総じて謎を追求したいのか、数学的構図美を追求したいのか、いまいち軸が定まっていない印象を受けました。
選択と集中の大切さを痛感。
だい

だいの感想・評価

1.0
アート作と言っても、文学で言えばフィネガンズ・ウェイクのような作者の自己満足的な世界観を垂れ流しているで、映像としての芸術性があるわけでもなく、「ただ変わったことをやってみました!」的な所にとどまっているだけの作品。
菩薩

菩薩の感想・評価

3.3
サスペンスでもなく、ミステリーでもなく、ひったすらにアート。う、うーん…意味不明…。食卓を行ったり来たりするキャメラと、生身の人間彫刻、小便小僧ならぬ小便おっさんは面白かったけど、いかんせん意味不明…。いつもの感じでシンメトリー、画面を貫く垂直のモチーフ、エデンの園に13番目のユダ、カトリック的要素は…あったかね?白黒付かずにTHE END、貴族はゴシップがお好き。「昼も夜も役立たず(勃たず)!」だなんて、言われた日にゃ…。石榴の色のエロスなり。
華麗で荘厳な音楽と衣装。
画角や画面構成にこだわりぬいた、まるで絵画のようなまさに芸術的作品。
ピーター・グリーナウェイの映画を良いと思えるかどうかは完全に相性。
数少ないレンタル化された作品だが、単純にハラハラドキドキできるミステリーとは言い難い。
イシイ

イシイの感想・評価

3.7
割と単純にミステリー系で楽しんだ。
インタビューで監督が言ったように自分の作品は物語というよりドキュメンタリーと言ったのわかるかも。
やっぱり音楽と衣装がいいです
nG0

nG0の感想・評価

3.1
貴族屋敷に招かれた画家は屋敷主人が留守にしてる14日間の内、12日間で12枚の屋敷の絵の依頼をされる。
報酬は一枚につき8ポンド、毎日の食事と部屋の提供、さらに快楽の要求に応じる、というもの。
画家は着実に絵を仕上げていくが完成と同時に主人の死体が発見される。
絵を手掛かりに画家と夫人の関係、遺産相続の陰謀を明かしていく。

音楽が素晴らしい。コメディチックなカメラワーク、独特の言い回しが印象的。
映画的にはテンポが悪く非常に退屈。
登場人物も全員バッハで見分けがつかない。
時折出てくる全裸の男について一切触れないのは何故なのか。

完全に芸術作品でした。


17世紀のイギリスが舞台。

貴族?ブルジョアジー?の奥様が雇った絵師の描く絵により、イケない肉体関係や殺人事件の真実が明らかになってくる、という内容。

ひたすら映像美。
グリーナウェイが大好きな言葉遊びも登場する。もはやおなじみ。


ただ、映画としては全く面白くなかった(笑)

しかし相変わらずの自己満映画に私はなんとなく安心させられた。
グリーナウェイらしいといえばそうなのかもしれない。


しかしながらグリーナウェイよ・・・
この自己満足さが、後々に、長年のコンビであったマイケルナイマンとの確執の原因になるんやで・・・


まあ話が面白くないというより、うまく登場人物と内容がまとめられないが近い。

皆んなド派手な服を着るわりに、どれもデザインが似てるし、髪型もみんなくるくるくるくるもりもりもりもりしててよく分からない。

バッハの肖像画っていったらだいたいのイメージが伝わるかなあ。



結局、夫を殺したのはだれ?(笑)
重要な部分がわからずで。致命的なことよ…

あと彫刻の真似してるマッ裸で銀塗りの男は何者?(笑)
意味不明すぎてウケる。

鑑賞後の他人のレビューをみるのが私の楽しみなのだが、「グリーナウェイの「死」について異常な執着が見受けられる」と書かれたレビューを何回か見かけた。

私は「死」なんか1ミリも思い起こされなかったので、この映画は単純に合ってないのかなとも思った。

グリーナウェイの考えることはほんと〜〜〜に分からない!

いったい彼の頭の中はどうなってるんだろうね、2016年において13番目くらいの疑問。
ピーター•グリーナウェイらしい退屈でよく分からん映画でしょうね。
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