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木洩れ日の家でのhrdのレビュー・感想・評価

木洩れ日の家で(2007年製作の映画)
3.2
 91歳のおばあさんアニエラが幼い頃から住んできた家の思い出や愛犬フィラデルフィアとの暮らしを息子家族や隣人、子供達などとの関わりも交え描いた映画。年老いてきて少し怒りっぽくなり(元々かもしれない)、体力も無くなってきたので、双眼鏡でまわりを観察したり家で穏やかに暮らしていた。隣には子供達に楽器を教えている若い男女の家があり、アニエラには母親の家を売却しようとしている息子がいる。おばあさんは隣の二人に家を譲ることにし、宝石なども改築費用に渡してあげアニエラと犬はニ階に住み一階は音楽教室になった。そうして改築が終わり一階が賑わっていく最中アニエラは静かに眠っていったという話。全編通して白黒なのでタイトルにあるような木漏れ日の家はどんななのかが分かりづらかったのは残念。一人で亡くなるのではなく、この映画のように誰かがそばにいて安らかに亡くなることができるのは一番理想的だなと思う。
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