Shaw

セコンド/アーサー・ハミルトンからトニー・ウィルソンへの転身のShawのレビュー・感想・評価

4.5
え、これが60年代に作られた!?すごすぎない!!?

タイトルシークエンスからやばい雰囲気がダダ漏れ出ると思ったら、デザインしたのはソール・バス。さすが。

さらにカメラワークもかなり奇抜。内容も奇抜。こんな昔の映画が、しかもアメリカで作られていたとは... まさに人類には早すぎた映画かもしれない。

現代を生きる人々の心にある空虚さについてのお話。下手したら並のホラーより怖い。リアリティがあるが、その一方で現実世界から切り離されたような不思議な世界観。



以下ネタバレ
この映画の設定は
・人生を変えたいと思った人は、ある会社に頼って整形手術を受けて他人になれる。

・公に宣伝してはいない会社で、人伝に伝わる。

・死因をつくり、そのあと他人の姿になれる。

・満足がいかなかったり、適合できない場合はもう一度手術を受けられる。ただし、自分に近しい人にこの事業を薦めて、受けてもらわないといけない。

・この推薦ができない人は実は用済みとなり、CPSに、他人のための死体として処理される。
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