ゆっきー

めぞん一刻のゆっきーのレビュー・感想・評価

めぞん一刻(1986年製作の映画)
3.5
面白い!
原作とは別物と思ってみるべし。(一刻館の間取りは完璧に再現されてるが。)
五代&響子の話よりも映画オリジナルキャラの田中邦衛と萬田久子の話のほうが印象に残る。時計に囲まれた二人の部屋のシーンはツァイ・ミンリャン『黒い眼のオペラ』を思い起こさせた。
東映制作らしいが、日活の香りがプンプンする。
原作のラブコメ要素ほとんど無く、代わりに田中陽造要素が前面に出てるし、田中邦衛の運転する車の中での後続の車のヘッドライトが異様にカメラに入ってくるシーンなんて相米っぽいなと。
澤井信一郎の映画は初めて見たが、俯瞰気味の長回しが印象的ですな。冷静さが保たれてて、その辺は原作のタッチと合ってる気がする。
ヘンテコなミュージカルシーンが好き。
ゆっきー

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