多分中学生ぶりくらいに鑑賞。
メグライアンって今はもうなかなか見れないけど、このころ映画を見始めたた自分にとっては、とても大事な女優さん。別にファンとかではないけど、自分なりの映画の歴史にはすごく残ってます。
そんなメグライアンがラブストーリーではなくて、戦争ものをやる本作は内容あまり覚えてなくても印象に残ってました。
医療班ヘリコプターのリーダーとして、戦地で仲間を救って死した彼女の真実を、デンゼルワシントンが仲間の証言をもとに追いかけるというストーリー。
ミステリーとしてはそんなに複雑なことはないんですが、証言によって見え方がかわり、証言に沿った現地での映像が流れて、何が起きてたんだろうって純粋に引き込まれます。
彼女がリーダーとして仲間を守ろうとする姿勢には純粋にかっこいいなって、沁みるものがありました。
また、それを蔑ろにせず、自分の過去の過ちを携えて信念を貫こうとするデンゼルの静かな感情の起伏にもグッときました。
そして、生きて帰ってきたのにも関わらず、その真実が故に苦悩するマットデイモン。演技だけでなく、ただその激痩せした見た目だけでそれがわかる姿に、未経験者ながら共感に近いところまでたどり着いた気がします。
命を賭してまで仲間を守る責任を果たそうとした勇気
自らの過ちを認め、真実に向き合おうとした勇気
それぞれの立場での勇気は、仮に歴史に名を残さなかったとしても誰かの心には必ず残るものなんじゃないかな。
多分ディテールの荒さで評価低いのですが、それさえもこの時代の映画らしさと愛してしまえば、とても好きな作品の一つです。
あー、こんな上司がほしい笑
