いろどり

永遠の語らいのいろどりのレビュー・感想・評価

永遠の語らい(2003年製作の映画)
3.5
これは映画なのかっ?!戸惑いの95分。
西洋文明の発祥から発展の歴史をポルトガルからインドへの船旅でたどる。歴史学者の母が6歳くらいの娘に難しい歴史の説明を延々としているだけでストーリーはほぼ無し。歴史探訪作品だった。幼い娘はたぶんあまり理解していないと思う。歴史授業の教材には良い映画かもしれないけど、ボーッと観てた。
 
途中から船の中のお話に変わるのだけど、船長のジョン・マルコヴィッチがカトリーヌ・ドヌーブを筆頭に3名の熟女に囲まれハーレム状態で、おもに言語の分布や性差について語らうのを見る。ただただ見る。のちに前半の歴史学者と娘も加わりジョン・マルコヴィッチは超ハーレムに。

英語が世界を植民地化したとか、多言語による交流がもたらす世界平和についてなどをずっと話していたけど、やっぱりストーリー性はないのでボーッと聞いてた。

ラストだけ映画だった。

いまだ世界にあるのはつかの間の幸せで、暴力によりそれも突然奪われる。

というような平和に対するメッセージを最後にだけ凝縮してた。

オーケストラで一人だけ単調なメロディを弾いて、他の人は全員待機してて、最後の最後だけ全員でド派手にジャーンと音を出すような、そんな作品だった。
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