永遠の語らいの作品情報・感想・評価

「永遠の語らい」に投稿された感想・評価

酢

酢の感想・評価

3.5
説教としての完成度が高い。
ボケーッと眺めているだけでも楽しい。
Yusuke

Yusukeの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

異なる言語で会話する後半。普通あれは映画的なファンタジー。でも、そうじゃない。感服しました。
upq

upqの感想・評価

4.0
遠景の船と海が綺麗
道中の会話とか聞いてたら最後も不思議と後味悪くなく、連れて行かれてしまったんだな、、、と思った
リスボン→マルセイユ→ポンペイ→アテネ→イスタンブール→ヨルダン辺りを寄港。
なんだこれ…クソやべえな…最高。

…ポルトガル出身の母娘がインドに滞在している父親に船旅で会いに行くまでの旅行記。歴史学者の母が娘に滞在する各地の歴史を解説するドキュメンタリーテイストな映画。

静的なショットが多いので最初は退屈そうな映画という印象だったが、気付いたら徐々にのめり込んでいた。それは恐らく語り手の母と聞き手の娘の対話形式が効いてるのだろう。歴史の解説は、対話なく進行していき往々にして一方通行であるという事実が劇中のツーリストの話しぶりからも伺えるが、我々鑑賞者は素朴な疑問を抱く娘に同化して母と対話することが可能になっている。

劇中で繰り広げられる会話の内容がまた非常に含蓄に富んでいて、歴史をはじめ、政治、宗教、人生などさまざまな分野にまで及んでいる。その中でも文明は滅び、歴史は繰り返されるという内容が巧みにラストへ繋がっていくという…。そしてこの作品名。素晴らしいセンス。他の方々のレビューを見ると伏線もかなりあるとかないとか。

ひさしぶりにこういったベクトルのキレキレ映画を観れてよかった。
Europa

Europaの感想・評価

4.0
美人な主人公がやたらとおっさんに話しかけられる。
もれなくおっさんである。
意図が分からない。
最近は映画より写真美術館で展示してるような映像作品に移り気しているし、多分その気は自分の中でますます強くなるんだろうな〜と感じているけど、映画でもここまで過激でいいんだって久々にその可能性を見直せた(どの立場で言ってんだか、、)まだオリヴェイラ2作品目だけど、下手したら一番好きな監督かもしれないなァ

このレビューはネタバレを含みます

マノエル・ド・オリヴェイラ監督による、文明と歴史に触れ合いながら旅をする母と娘を描いた作品。

オリヴェイラ監督作はこれで2作目。
登場人物に成り代わり、地中海を旅行しているような気分になれた。
会話も多めで淡々としているかと思いきや、とても興味深い内容を丁寧に説明してくれているので、終始退屈とは無縁の時間を堪能。

特にカトリーヌ・ドヌーヴを交えた3人の女性と船長による会話劇がとても楽しい。
言葉だけで心が跳ね上がるような不思議な感覚、これはなかなか味わえない。
この時間が永遠に続けばいいと思うくらいでした。

そして切れ味のある旅の終わり。
食い気味で感情が抑えられずに涙してしまったけど、こういう作品が名作と呼ばれるのも頷けてしまう。
色々と皮肉が込められているのかもしれない。
良い映画でした。
atsuki

atsukiの感想・評価

4.5
対話と疑問を持つことのすばらしさが観光映画に包含されてる。それらの暴力的な急転。波に揺れる船につながれた犬が海に落ちそうになる→ポンペイの「Cave canem/猛犬に注意」と書かれたモザイク画。まるで予定されていたかのよう?
船長たちも観客も、呆気にとられているうちにぷつっとエンディングになる。船長が先にボートに乗るのは、色々と不味かっただろうなあと思いながらエンドロールを見ていた。

「意図せざる行為」について考えさせられる作品。

ヨルダンで船長が購入した人形が囚人の色とされるオレンジ色の服(2011年前後にイスラム過激派に拉致された男性が来ていた服の色)を纏っていたのは、以下の2つのどちらなのか個人的に気になった。
①ただの偶然
②ラストを暗示している
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