明石です

J・エドガーの明石ですのレビュー・感想・評価

J・エドガー(2011年製作の映画)
3.3
FBI創設者エドガー・フーバーの伝記映画。監督はクリントイーストウッド、主演はレオナルドディカプリオ。題材が興味深く、監督もキャストも豪華なわりにはそこまで入り込めなかった。回顧録という形式で、語られる時代が何度も前後するせいで「今何の話してるの?」と何度か困惑した。

レオナルドディカプリオの抜群のスピーチセンスに惚れる。この人俳優じゃなくてもなんでも活躍してだだろうなと思う。例えばモチベーショナルスピーカーとか(ウルフオブウォールストリートの人みたいに)。あとディカプリオの濃密な(同性との)ラブシーンが見られる珍しい映画。

母親が息子のエドガーに「息子が男女になるくらいなら死を選びます」って言ってるシーンは、時代だなあと思った。LGBTなんて概念もなかった頃なのかな。当時のアメリカ社会情勢について知った上で見るとより楽しめるのかも。デリンジャーとかリンドバーグとかそのあたり。いずれも私は聞き齧った程度の知識しかなかったのでなかなかに厳しかった。
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