パンケーキレンズ

J・エドガーのパンケーキレンズのレビュー・感想・評価

J・エドガー(2011年製作の映画)
3.5
無秩序な時代に、秩序を

悪にうなされ、秩序にとり付かれ

そんな主人公を持ってくること自体
クリント映画では、初めてのことのような気がする・・・

だからなんかね「ふぁーーー」っとなるんですよね(←?)

伝記映画という、アタリ(ヒット)の少ないジャンルにて、マザコンとか、同性愛という、そんな要素まで、ぶち込んでくる!
これが、ま・さ・に
イーストウッドが、イーストウッドたる所以
マルパソ映画にしか存在しない、映画です!(大袈裟w)
濃厚な描写シーンがないものの、目線とか台詞とかで、ちゃんと想像できるようにしてるってのが、熟年技w

誰もが知る重鎮ながらも、ぶっちゃけ生涯(=FBI事情)にはあまり興味はない(爆)

だけど

狂気にも似た切迫感
初めて味わったであろう挫折
母親のドレスにしがみ付く孤独

一人の人物としての掘り下げ方には、心動かされましたね・・・

思いの他、お爺ちゃんシーンが多くて
有名な、ザンネン老けメイクが、ドーンと前面にでてきますけど、例えば、お爺ちゃんシーンをクリントさん自身が演じてたら・・・
それはそれで、面白くなったかもしれませんなー♪