ドラマや映画を日ごろ見るなかでFBIや科学捜査って身近に感じてたりしますが、その基礎を築いたエドガー氏の一代記とあって見終わった後の感慨もひとしおでした。
彼の先見性と個人プレーで驕慢ながら結果を残してしまう才能。国への忠誠心が強い彼は組織においても私生活においても自分への忠誠を求める。権力を確かなものにするにつれて、その傾向と彼の孤独は深まっていく。
孤独を抱えた権力者の話と言い切ることもできますが、イーストウッド監督の深い人間考察の眼差しが随所に感じられ、歴史上の人物エドガーの未熟と才能を一度に見せられたようで予想以上に引き込まれました。
小さな見所としてはアダムドライバーがチョイ役で出演してました。