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J・エドガーのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

J・エドガー(2011年製作の映画)
3.3
FBI(連邦捜査局)の初代長官で、前身の司法省捜査局長官時代から亡くなるまでの48年間(1924~1972)に、8人の大統領(クーリッジ~ニクソン)に仕えたジョン・エドガー・フーバーの伝記ドラマ。
監督はクリント・イーストウッド。
フーバー長官をレオナルド・ディカプリオが演じる。
原題:J. Edgar  (2011)

~共演者~
・FBI副長官、クライド・トルソン(アーミー・ハマー):フーバーと同性愛的関係(2人とも独身で、毎日昼食を共にし、休暇を一緒に過ごしていた)。
・個人秘書、ヘレン・ガンディ( ナオミ・ワッツ)
・大西洋横断飛行の英雄チャールズ・リンドバーグ (ジョシュ・ルーカス):幼児を誘拐される。
・母( ジュディ・デンチ):フーバーは母親が亡くなるまで同居。
・自治体警察長 (ダーモット・マローニー):リンドバーグ愛児誘拐事件の指揮を取る(FBIは当時調査権限なし)。幼児が死体で発見されたことをきっかけにして、複数州にまたがる誘拐事件はFBI管轄と定める「連邦誘拐法」(通称「リンドバーグ法」)が成立する。
・ハウプトマン(デイモン・ヘリマン):リンドバーグ愛児誘拐事件の犯人とされ、私刑を求刑される。
・司法長官、ロバート・F・ケネディ (ジェフリー・ドノヴァン)
・大統領、リチャード・ニクソン(クリストファー・シャイアー)

差別主義者だったフーバーは特権的地位を利用し多くの要人を盗聴して「極秘ファイル」を作成。これにより絶大な権力を握り「大統領たちが恐れた男」となった(フーバーの死後、権力の集中や犯罪組織との癒着を防ぐため、FBI長官任期は10年に制限される)。
フーバーを同性愛者として描いていることが注目を呼んだが、それもフーバーの一面。まあ、人間には色々な顔があります…。
監督イーストウッドは、登場人物が実在の人物であるためか、割りと淡々とした作風に仕上げている。
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