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七人の侍のtoaのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
3.4
今更ながら初鑑賞でした。
なんという陰影礼讃。いろいろ凄かったけど、なかでも土砂降りの雨の中の戦シーンはずっと記憶に残りそう。
洋の東西も、時代も武器も関係なく、戦って怖くて空しい。

荒野の七人よりもずっしりと重みを感じたのは、階級や性差の苦しみが西部劇よりも日本人として察しやすいからなのかな。無私と利他は必ずしもイコールじゃないのか。どんなに無私であっても侍は"奪う者"から脱しえないのか。
皆さんのレビューを読んで、またすぐに観たくなってる。
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